「今の仕事に満足しているか?」定期巡回サービス土屋熊本 浦川敏美

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「今の仕事に満足しているか?」定期巡回サービス土屋熊本 浦川敏美

初めまして、定期巡回サービス土屋熊本の浦川です。

常に人手不足と言われている介護業界でなぜ私が介護職を続けていけているのか?

「何が楽しくてやりがいなのか?」「今の仕事に満足してるのか?」考えてみました。

これまで沢山のクライアントに出逢いました。それぞれが様々な事情を抱えておられます。

その方にとって「難しいな」と思っていた「在宅生活すること」が叶ったり、これまでの経緯を知っているからこそ願いが叶った時に余計に嬉しく思えたり、困っておられる事が少しでも解決できたりそういう幸せの積み重ねを共有できた時が「やりがい」を感じる時かなと思っています。

クライアントに毎日会えることが楽しみにもなっています。

結論、私は自分自身で「やりがい」を見出しているわけではなくクライアントから貰っていると感じています。

勿論、きれいごとばかりではありません。支援をする上で難しい方もいらっしゃいます。過剰な支援を望む方、無理なことを言われる方、すぐに立腹される方、暴言を吐く方など・・・。

以前、お一人暮らしで「こだわり」が強いクライアントがいらっしゃいました。

例えば

  • 訪問したら靴は玄関の左端に揃えておく。
  • 荷物は毎日置く場所が違うので毎回確認し指定された場所に置く。

朝は「荷物は玄関に」と言われ、お昼は「荷物は電話の横に置いて」と言われ、夕方は「荷物は廊下に」と言われることも度々。

もし、何も聞かず間違ってリビングに持ち込んだら立腹され、

「なんで私に聞かないの?勝手にそんなことをしてもらったら困ります!」

とヒートアップされるのでいかに無難にその時の支援を終わるかその方の支援に入る前の入室前から「気合い」が必要でした。

そんな支援が続いていたある日、その方と仲良くなれたきっかけはある演歌歌手でした。

居室のお掃除をしている時に、ある演歌歌手の鼻歌が聞こえてきたので「○○さんがお好きなんですか?」とお聞きしたら、今まで見たことのない笑顔で「実は○○さんの追っかけをされていた」との事。

その日はその演歌歌手の話で大盛り上がりして、支援を終了しました。

なんと次の支援からは「荷物は好きなところに置いて」と指定されることもなくなり、ちょっとしたことで立腹されることもなくなり、私が訪問するのを楽しみにして下さるようになりました。

こういう言い方をすると誤解されるかもしれませんが、そういうこだわりの強いクライアントに出逢った時に

最近は「このくらいならいけるな」と仲良くなれるかもと思ってしまう自分がいます。

案外すぐに仲良くなれたりしてそこにちょっとした達成感が生まれます。いつも上手くいくわけではありませんがそれもいい経験です。

そう思えるようになったのもこれまで出逢ってきた難しい方々のお陰です。もしかして耐久性がついたのでしょうか?

コミュニケーション能力も上がったような気がします(笑)

「普通この状態なら施設でしょ?」「在宅は無理でしょ?」
「施設に入ったら家に帰れることは特別なこと」「最期まで家で過ごすことは難しいこと」

「これまでの普通」を定期巡回サービスが広がることで変えていけると思っています(笑)

「今の仕事に満足しているか?」

定期巡回サービス土屋に転職できたことには満足していますが自分自身まだまだ勉強不足ですので仕事に満足はしていません。

これからも沢山の方々と出逢い幸せの積み重ねを共有できたらと思っています。

今後とも皆様宜しくお願い致します。

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