定期巡回訪問介護はなぜ必要?社会的背景と定期巡回訪問介護の内容を解説

団塊世代や団塊ジュニア世代が順に高齢者に該当する年齢に到達する一方で、生産人口の減少や少子化が叫ばれる日本では、人口における高齢者の割合が増加の一途をたどっています。

高齢者の人口比率が増加することで懸念される事項のひとつが、要介護者の増加です。

要介護者の増加が大きな社会課題となっている日本では、地域密着型サービスを積極的に活用し、要介護と認定されたクライアントが地域や自宅での生活を継続できるような体制を整えています。

地域密着型サービスのうち、特に近年注目とニーズが高まっているのが、「定期巡回訪問介護」です。

今回は定期巡回訪問介護が必要な社会的背景と、定期巡回訪問介護の内容について詳しくご紹介していきます。

目次

超高齢社会を迎えた日本

人は年齢を重ねると、認知症や脳卒中の発症率が上がり、介護を必要とする状態になる可能性が高まります。

また健康な方であっても年齢に伴って身体機能が徐々に衰えはじめると、日常生活のあらゆる動作に介護のサポートが必要となってきます。

まもなく「2025年問題」と呼ばれる団塊の世代が後期高齢者に到達する日本では、今後も人口のなかで介護を必要としている人の数が増え続けることが予想されています。

要介護のクライアントを支える地域密着型サービス

介護を必要としている人の割合が増え続ける中で、「住み慣れた自宅で生活を続けたい」「ずっと暮し続けた地域から離れたくない」という想いをもつクライアントも増えています。

認知機能の維持という観点からも、不慣れな場所や環境に移るより、慣れ親しんだ場所での自立した生活を続けることが推奨されています。

そのため介護保険制度では、それぞれの自治体が主導して、地域にとって必要な介護サービスである「地域密着型サービス」を提供できるような体制を整えています。

日本の超高齢化社会を支える、地域密着型サービスの内容

地域密着型サービスは、市区町村といった自治体に指定された介護事業者によって提供される介護サービスです。

地域の特性によって細かいサービス内容や提供体制は異なりますが、基本的には以下の4つのサービスが、地域密着型サービスの柱です。

  1. 通所型サービス(地域密着型通所介護、認知症対応型通所介護、療養通所介護)
  2. 訪問型サービス(定期巡回・随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護)
  3. 入所型サービス(グループホーム、地域密着型特定施設入居者生活介護、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護)
  4. 複合サービス(小規模多機能居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護)

今回ご紹介する定期巡回訪問介護は「2.訪問型サービス」のうち「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」の中心を担う介護サービスで、地域密着型サービスの中でも非常に重要な役割を担っています。

地域密着型サービスにおける定期巡回訪問介護

定期巡回訪問介護は、地域密着型サービスのなかでも「訪問型サービス」に位置づけられています。

訪問型サービスは自宅での自立した生活を希望する方に向けた介護保険サービスですので、「自宅に暮し続けたいと願う要介護者の想いを尊重する」という地域密着型サービスの意図を大きく反映したサービスとなっています。

定期巡回訪問介護について

定期巡回訪問介護は、要介護の認定を受けているクライアントの自宅にホームヘルパーが伺い、ケアマネージャーによって作成されたケアプランに基づいたサービスを提供します。

主な提供サービスの内容は、自宅での生活の中で介助を必要としている動作のサポートです。

具体的には食事や排せつの介助、内服薬の飲み忘れを防止するための指導、入浴のサポート、寝返りの補助等が挙げられます。

また見守りや安否確認、健康チェックといったサービスを提供することも可能になっています。

定期巡回訪問介護の時間と頻度

定期巡回訪問介護は、1回10分から20分程度の訪問時間でサービスの提供を行います。

訪問回数は1日のうち複数回となっています。

一般社団法人全国定期巡回・随時対応型訪問介護看護協議会の調査によると、要介護1のクライアントの平均利用回数は1日あたり3.2回、要介護5のクライアントの平均利用回数は1日あたり4.4回となっています。

【参照】定期巡回・随時対応サービスとは(一般社団法人全国定期巡回・随時対応型訪問介護看護協議会)

定期巡回訪問介護のメリット

定期巡回訪問介護を利用するメリットは、なんといっても定期的なホームヘルパーの訪問があり、安心できる点です。

単身世帯や夫婦のみの世帯であっても、サービスの提供時間には必ずホームヘルパーがやってきますので、万が一の際の異変に気づきやすいというメリットがあります。

また定期巡回訪問介護は、あくまで「クライアントの自立した生活をサポートする」ための介護サービスです。

そのため「クライアント自身でできることには、介助をしない」「クライアントができることを減らさない」という基本理念のもとで必要な介助のみを提供しますので、クライアントの自立が保たれます。

定期巡回訪問介護のデメリット

定期巡回訪問介護であえてデメリットを挙げるとしたら、ホームヘルパーが固定制ではない点です。

定期巡回訪問介護は24時間365日のサービス提供体制のもと、複数のクライアントを事業所全体で担当していくシステムです。

そのため自宅を訪問するヘルパーは複数の担当制になることが一般的です。

定期巡回訪問介護を活用により、全ての人が尊重される社会へ

高齢者の人口比率が増え続ける日本において、要介護と認定されたクライアントに対する介護保険制度の拡充は急務です。

特に住み慣れた自宅での生活を継続したいと考えているクライアントに対して、地域密着型サービス、また定期巡回訪問介護は必要不可欠な制度です。

現在定期巡回サービス土屋では、自宅での自立した暮らしを臨む方々に安心して日常生活を送っていただけるように、日本全国への定期巡回サービス提供体制を拡大中です。

定期巡回サービスを利用したいと考えていても居住する市区町村に事業所がない方や、利用の空き枠を待っている方に対して、寄り添ったサービスを提供していただける仲間を募集しています。

介護業界が未経験の方に対しても資格取得支援など、安心のサポート体制が整っています。

定期巡回訪問介護について少しでも興味を持たれた方は、お気軽に定期巡回サービス土屋までお問い合わせください。

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