「自宅で最期まで暮らしたい」
「家族のそばで、穏やかに旅立ちを迎えたい」
人は年齢を重ねたり、認知症に代表される病気などを発症すると、介護を必要とするようになります。
特に近年では介護サービスを利用しながらも、施設に入居することは選ばず、自宅での介護生活を選ばれるクライアントと家族が多い傾向にあります。
そこで今回は、住み慣れた自宅での介護生活をサポートしてくれる介護サービスである「訪問介護」と「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」という2つのサービスのメリットとデメリットを比較していきます。
東京都板橋区でおすすめの介護サービスもご紹介しておりますので、板橋で介護サービスを検討中の方は参考になさってくださいね。
居宅介護とは
介護が必要な状態になると身体機能や認知機能に低下がみられ、日常生活の様々なこと、例えば排泄や着替え、調理、掃除などを自力で行うことが難しくなってきます。
介護度が進行するにつれて、できないことや困難に思うことは徐々に増えていき、介護度4になると常時の介護が必要な状態、介護度5になるとほぼ寝たきりの状態へと移行していきます。
居宅介護サービスでは、介護が必要な状態であっても自宅で自分らしく暮らしたいというクライアントの希望をサポートするため、クライアントの居宅を訪問して生活のなかで生じている困難や助けを必要としている部分を支援していきます。
訪問介護と定期巡回
居宅介護のなかでも代表的な介護サービスが、訪問介護です。
訪問介護は、ヘルパーとよばれる訪問介護員がクライアントの自宅を訪問し、身体介護・生活援助・移動支援といった介護サービスを提供します。
機能維持の観点から、クライアント自身で行動できる部分に関してはサービスの提供を行わず、クライアントの身体機能や認知機能の状態に応じたサポートを行います。
一方の定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、2012年度より提供が開始された新しい介護サービスです。
従来の訪問介護に近しい内容の介護サービスを提供する定期巡回サービスに加え、24時間体制での問い合わせ対応や訪問看護までを包括するサービスで、訪問介護よりも手厚く自宅生活をサポートすることが可能になっています。
訪問介護と定期巡回には、それぞれどのようなメリットとデメリットがあるのか、確認していきましょう。
訪問介護のメリット
訪問介護は、自宅で生活していくなかで生じる様々な困難を解消するためのサービスです。
自宅までヘルパーが訪問しますので、直接身体に触れて行う身体介護(食事・排泄・入浴・着替えの介助、体位変換や歩行の支援)と、生活援助(生命維持に必要な家事の代行、)、そして乗降介助(病院や役場など生活に必要な外出時、車に乗り降りするのを手伝う)を必要に応じて自宅で利用できます。
クライアント一人ひとりの状況に合わせて柔軟にサービス内容を調整したうえで利用計画(ケアプラン)を作成してもらえますので、画一的なサービスではないというメリットがあります。
訪問介護のデメリット
訪問介護のデメリットとして多くのクライアントから寄せられた意見が、利用可能なサービスの量が少ないと感じるというポイントです。
そもそも訪問介護は同一内容のサービスを利用する際に、2時間以上の間隔をあけることが定められた「2時間ルール」とよばれる規定があります。
例えば同居家族が仕事に行っている時間に排泄の介助を依頼しようと考えても、2時間以内に複数回の介助を受けることはできません。
またそもそも介護保険制度に定められた支給量上限が日常生活の支援を満たすためには十分でなく、少ない自己負担額で利用可能な量までしかサービスを利用しないとなると、自立した自宅生活の継続はなかなか難しい現状であると感じる方も多くなっています。
定期巡回のメリット
定期巡回・随時対応型訪問介護看護は「訪問介護では介護サービスの量が足りない」「クライアントのみの単身世帯や、高齢の夫婦のみの世帯で暮しているので、頻回の介護サービスが不可欠」という方にも対応した介護サービスです。
定期巡回・随時対応・随時訪問・訪問介護が連携して、24時間365日体制でクライアントの自宅生活をサポートすることが可能です。
特にサービスの利用間隔や頻度についても縛りはなく、15分単位の短い訪問を1日に複数回依頼することもできます。
またなんといっても定期巡回の最大のメリットは、介護サービスの利用量に伴って請求金額が変動するのではなく、何度サービスを利用しても固定の月額制で請求されるという点です。
深夜や早朝、日曜日や祝日にサービスを利用しても料金の変動はありませんので、家計にも優しい制度になっているのが、定期巡回サービスの魅力です。
定期巡回のデメリット
定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、介護保険制度のなかでも地域密着型サービスに該当します。
そのため介護保険の第一号被保険者であっても、居住する自治体以外の事業所を利用することができません。
定期巡回は2012年度にサービスの提供がスタートした比較的新しい介護保険サービスですので、お住まいの地域に事業所が設置されていない場合は利用ができないということになります。
板橋の定期巡回なら「定期巡回サービス土屋板橋」へ
現在株式会社土屋グループでは、高齢や認知症に関わらず全てのクライアントの意思が尊重される社会の実現を目指して、日本各地に定期巡回事業所を展開中です。
特に東京都では、板橋区の地下鉄志村坂上駅の近くに定期巡回サービス土屋板橋を構えており、板橋区に居住するクライアントに対して定期巡回サービスの提供を行っております。
定期巡回サービス土屋板橋は連携型の定期巡回事業所で、地域の訪問看護ステーションと連携し、24時間体制でクライアントの自宅生活をサポートしてまいります。
板橋区民で介護サービスをお探し中の方や、定期巡回サービスについて是非一度話を聞いてみたいという方は、まずはお気軽に定期巡回サービス土屋までお問い合わせください。