『定期巡回サービス土屋粕屋 活動報告』三幸学園 福岡医療秘書福祉専門学校で講義を行いました。

この度、学校法人三幸学園 福岡医療秘書福祉専門学校様ご協力の元、定期巡回サービス土屋粕屋として、
同校の学生様向けに『定期巡回随時対応型訪問介護看護について』『地域包括ケアシステム、地域密着型サービスについて』『学生様方からの質問への回答』を主な講義内容として大変貴重なお時間を頂きました。
地域社会活動の一環として、将来の介護の担い手になる方々に向け、「株式会社土屋とは」、「定期巡回サービスとは」そして「定期巡回サービス土屋粕屋が取り組んでいること」について学生様方に講義させて頂きました。
先生方も講義に参加してくださり、大変勉強になりましたと嬉しいお言葉も頂いております。
当日は公共交通機関の遅延や、体調不良等で参加が遅れたり、参加できなかった学生様もいらっしゃいましたが、参加頂いた皆さん、とてもフレッシュな顔つきで講義を受けてくださっていました。
特に、事前にご自身で出していただいた質問への回答であったり、内容を理解された時などは、大きくうなずいて頂き、私も嬉しかったです。
一生懸命メモを取られていた姿はとても頼りがいがあると感じました。
先生は、学生様方の普段の授業風景との違いに驚かれていましたが、それと同時に嬉しそうな表情を私に見せてくださいました。
以上、皆さん素敵な介護福祉士になって頂きたいという想いを込めて、活動報告とさせて頂きます。
大変貴重なお時間を頂きありがとうございました。

1.開催概要
- 開催日:2025年11月27日(木曜日)
- 開催時間:1限目9:00~9:50、2限目10:00~10:50
- 開催場所:三幸学園 福岡医療秘書福祉専門学校3階教室
- 参加人数:同校介護福祉科2年生22名、先生2名、計24名
2.参加者の声
講義後には、学生の皆さまからたくさんの温かい感想をいただきました。
その中から、いくつかご紹介します。
・定期巡回サービスと訪問介護の違いはなんとなく知っていたのですが、今回の授業で詳しく違いを知ることができました。
また、地域との関わりで認知症カフェなどを開催されており、カフェの内容と役割について実際に聞くことができてとても良かったです。
また地域との関わりだけではなく医療職との関わりなどについてもお話を聞くことができ、介護職だけではなく、色んな職種や関わりのもと成り立つ仕事が介護なのだと思いました。
・ご利用者は病院や介護施設で暮らしたい人より、住み慣れた家で家族と自分らしい暮らしをしていきたい方がほとんどだと思う。それを支えるホームケア土屋は凄いと思った。
他にも、定期巡回随時対応型訪問介護看護や訪問介護サービスの違いなど、沢山の話をして頂き実際を知ることができた。
中で最も驚いた事は 24 時間体制ということだ。
電話がかかってきて、もし無言であれば随時訪問を行い、安否を確認するという判断をされていることなど安心して生活するための支援があり凄いと感じた。
・今回、講義を受けて私は将来特別養護老人ホームに就職を考えていたけれど、訪問介護や定期巡回サービスにも興味が湧きました。
ご利用者に対して、より密に関わることが出来て、要望を聞くことが出来る定期巡回サービスでの介護もしてみたいなと感じました。
これから福祉業界に進むうえで、特別養護老人ホームだけではなく、色々な施設サービス・居宅サービスで経験を積み、ご利用者やご家族の気持ちに寄り添った介護を提供していけるようになりたいなと改めて感じました。
・今日のご講義では、地域密着型サービスのひとつである「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」について詳しく学ぶことができた。
地域密着型サービスとは、認知症の高齢者や一人暮らしの高齢者が増えている現状の中、住み慣れた地域で安心して生活を続けられるよう支援することを目的とした制度であることを再度理解した。
ご利用者の住民票が事業所と同じ市区町村にある必要があるなど、地域ごとの特性を重視した仕組みになっている点が特徴的で、ご利用者一人ひとりに寄り添いやすい仕組みになっていると感じた。
また、「定期巡回サービス」はとても重要な役割を果たしていることを学んだ。
定期巡回・随時対応・随時訪問・訪問看護という 4 つのサービスを組み合わせ、24 時間 365 日の支援体制を実現している。
24 時間体制のサービスについて詳しく知ることができる機会がなかったため、どのように 24 時間対応にしているのか等を学ぶことができて学びになった。
必要に応じて短時間であっても訪問が可能であり、急な体調変化や不安に対して迅速に対応できる点に凄く驚き、安心感があるサービスであると思った。
滞在時間の制限がほぼなく、1 分未満の支援でも必要な援助が柔軟に行えるという特徴は、利用者の「困った」を逃さず、日々支えるために非常に有効だと感じた。
高齢化の進行に伴い、住み慣れた地域で最期まで自分らしく生活できる環境を整えることが、今後ますます重要になるという点にも強く共感した。
地域包括ケアシステムの構築には、医療・介護・生活支援が切れ目なく連携することが求められ、その中で定期巡回サービスは生活の細かい部分まで支える“地域の安心の要”のような役割を担っていると感じた。
今回の学びを通して、地域密着型サービスは単なる介護サービスではなく、地域のつながりと生活を守るための仕組みであり、高齢者が住み慣れた場所で自分らしく暮らし続けるために欠かせない制度であることを理解できた。
実習で行くことが出来なかったサービスの 1 つでもあるため、働き方や働きがいなどを知ることができてよかった。
・ご利用者の生活状況や支援の必要度によって最適なサービスが変わることを学びました。
「ご利用者にとって最も安心できる支援とは何か」を常に考えることが大切だと感じました。
時間の長さよりも、その人の暮らしに寄り添えているかをサービスに加えて、ご利用者が何に困っているのかを丁寧にくみ取る姿勢を忘れずに関わっていきたいと思います。
・定期巡回は、名前の通り本当に朝も昼も夜中も 24 時間随時サービスを提供すると改めて学んで凄すぎて感銘を受けた。
随時対応で自分が担当してご利用者の安全が守られた時にすごくやりがいを感じそうだなと思った。
ご利用者の家族に感謝を言われることが 1 番嬉しいことと聞いてとても素敵な仕事だと思った。


3.学生のみなさんからの質問
講義の中では、サービスの実際や今後のあり方について、次のような質問も挙がりました。
・随時対応で解決できなかった場合、どのような対応を行うのでしょうか。また随時訪問で解決できない場合もありますか?
・定期巡回をしていて、こんなことができたら良いのにというものがあれば知りたいです。
例えば、訪問介護であれば、もう少し時間があれば…、利用するたび料金がかさむのが嫌だな…などデメリットはあると思います。
定期巡回の良さやデメリットも話していただきましたが、他にもこんなのがあったら良いのになどがあれば知りたいです。
定期巡回サービス粕屋は、これからも地域で暮らす方々の在宅生活を支えるとともに、未来の介護を担う皆さまとの出会いと学びを大切にしてまいります。
この度は、学校法人三幸学園 福岡医療秘書福祉専門学校の先生方、そして講義に参加してくださった学生の皆さまに、定期巡回サービス粕屋として貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
皆さまの真剣なまなざしや質問の一つひとつから、私たちも多くの気づきと元気をいただきました。
定期巡回サービス粕屋は、これからも地域で暮らす方々の在宅生活を支えるとともに、未来の介護を担う皆さまとの出会いと学びを大切にしてまいります。
