定期巡回の仕事内容が知りたい!定期巡回の全てを、わかりやすく解説!

2012年に制度が整備された定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、超高齢化社会を迎えて介護を必要とするクライアントが増加傾向にあるなかで、非常に需要の高い介護サービスです。

特に「最期の時は自宅で迎えたい」と考えるクライアントや、「住み慣れた自宅で、少しでも長く生活したい」と考えるクライアントにとって、とても頼りになるサービスです。

今後も利用を希望するクライアントが増え続けると予想される定期巡回ですが、定期巡回で働くアテンダントはどのような業務を担当しているのでしょうか。

今回の記事では定期巡回の仕事内容を、分かりやすくご紹介していきます。

なお定期巡回サービス土屋では日本各地で定期巡回の事業所を展開しており、今後も定期巡回の提供体制を強化していく予定です。

この記事を読んで定期巡回での働き方に興味を持たれた方はお気軽に、定期巡回サービス土屋までお問い合わせください。

目次

高まり続ける定期巡回の需要

定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、介護が必要と認定されたものの介護施設には入居していないクライアントの自宅を、24時間体制で訪問することのできる準備を整えた介護保険サービスです。

具体的には、以下の4つのサービスから構成されています。

  • 定期巡回……身体介護や生活援助など、ホームヘルパーが1回15分程度の訪問を通して、クライアントの自宅生活上の困りごとを解消するサービス。
  • 随時対応……専用の機器を使って、オペレーターに24時間365日いつでも、緊急の問い合わせができるサービス。
  • 随時訪問……随時対応の内容から緊急性が確認された際に、アテンダントが自宅を訪問するサービス。
  • 訪問看護……看護師が定期的に自宅を訪問し、療養上のケアを行うサービス。

厚生労働省の調査によると、定期巡回サービスを提供する事業所の数は、2015年に491事業所であったのに対して、2019年には937事業所まで増加しています。

定期巡回事業所を利用しているクライアントの世帯構成は82%以上が高齢者の独居という結果も出ており、今後も超高齢化と核家族化が進行する日本において、さらに定期巡回を必要とするクライアントの数は増えると考えられます。

【参照】(6)定期巡回・随時対応型訪問介護看護のサービス提供状況に関する調査研究事業(結果概要)(案)(厚生労働省)

定期巡回の仕事内容

介護を必要とする方であって住み慣れた自宅での落ち着いた生活を継続することができるように4つのサービスを柱としている定期巡回・随時対応型訪問介護看護では、どのような業務が必要なのでしょうか。

分かりやすく説明していきます。

定期巡回の仕事①訪問サービスの提供

定期巡回・随時対応型訪問介護看護のなかで、毎日のメイン業務となってくるのが定期巡回サービスです。

定期巡回では、1回15分程度の短い訪問のなかで、食事・排泄・入浴の介助に代表される身体介護や、炊事・洗濯・掃除などの生活援助を行います。

ケアプランに定められたサービス提供が終了すると、アテンダントは速やかに次のクライアント宅に移動します。

事業所が所在する自治体内にあるクライアント宅を、シフト表に従って順にまわりながらサービスを提供していきますので、固定のクライアントに対して担当がつくようなスタイルではありません。

定期巡回事業所に在籍するアテンダント全体で、クライアントの自宅生活をサポートしていく形になります。

また随時対応の結果で緊急の訪問が必要と判断された場合は、定期巡回を提供中のアテンダントがシフトの合間を縫って緊急訪問を行うケースもあります。

定期巡回で訪問サービスを提供するためには、介護福祉士・介護職員基礎研修・実務者研修・訪問介護員1級もしくは2級・介護職員初任者研修のいずれかの資格保持が必要です。

定期巡回の仕事②オペレーター

定期巡回事業所では、ケアコールという専用通信機器を介したクライアントからの緊急連絡に、年中無休で対応するためのオペレーター職があります。

ただし18時~8時の間に関しては、通信体制を整えた上で、事業所以外の場所で勤務することが可能です。

定期巡回のオペレーターとして勤務するためには、看護師もしくは准看護師・社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員・サービス提供責任者のいずれかの資格を保持しており、かつ1年以上の従事経験を持つアテンダントである必要があります。

定期巡回の仕事③計画の作成

定期巡回では複数のクライアントの自宅を巡回する形で、定期巡回サービスの提供を行っています。

一人ひとりのクライアントによって自宅生活の継続に必要な介護の内容やサービス利用時間は異なります。

定期巡回巡回事業所に勤務する計画作成責任者は、クライアントのケアプランに基づいて定期巡回のスケジュールを組み立て、アテンダントのシフトを調整する役割を担っています。

クライアントのモニタリングはもちろんのこと、主治医との連携やケアマネージャーとの相談によって、クライアントにとって最適な支援計画を作成する必要があります。

計画作成責任者は1つの定期巡回事業所につき、1人以上の配置が義務付けられています。

定期・随時訪問員やオペレーター、看護師との兼務も可能ですが、看護師もしくは准看護師・社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員のいずれかの資格を保持していなくてはいけません。

定期巡回の仕事④管理業務

定期巡回の事業所では、1事業所につき1人の管理者を配置する必要があります。

管理者として働く上で、介護に関する資格は必要ありません。

主にクライアントや家族からの問い合わせに対応する窓口、予算や運営方針の管理、アテンダントの指導、地域や関係各所との連絡役として勤務します。

定期巡回の仕事⑤看護サービスの提供

定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、介護と看護が一体となってクライアントの在宅生活をサポートしていく介護保険サービスです。

そのため一体型事業所の場合は定期巡回事業所に、連携型事業所の場合は提携先の訪問介護事業所に所属している看護師もしくは准看護師が、訪問看護サービスを提供します。

医師の指示に従って療養上の処置を行う他、緊急時には看取りケアなどの対応も行います。

定期巡回の仕事内容をもっと分かりやすく知りたいあなたは、土屋までお問い合わせください!

定期巡回・随時対応型訪問介護看護での働き方について、分かりやすくご紹介いたしました。

定期巡回はサービスの提供が始まってから10年ほどと、まだまだ新しいサービスの1つです。

今後の需要拡大や事業の発展性を見込んで定期巡回での働き方に興味が出てきた方は、どうぞお気軽に定期巡回サービス土屋までお問い合わせください。

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