私の仕事失敗談
定期巡回サービス土屋横浜港北 松長聡
私の仕事の失敗談は気付いたら自分のためにやってしまっていた事です。
私が施設で働いていた2年目の事です。
それまでは、毎週決まったレクリエーションしか行っていなかったのですが、これからはレクリエーション活動に力を入れようと施設全体での目標になりました。
決まってからは、他のスタッフは日々色々なレクリエーションを行いました。
私も他のスタッフに負けない様にレクリエーションが担当の日は少しでも盛り上げようと一生懸命にゲームをしたり体操等を行っていました。
そんな時、施設内の会議で一定の入居者ばかりレクリエーションに参加しているのでもっと色々な方が参加しやすいレクリエーションを行いましょうと通達がありました。
その通達を受けてからはなんとかしてレクリエーションにたくさん参加してもらえるように試みていました。
その結果、優しい入居者の方が何名かじゃあ参加してもいいよと言って下さり参加してもらいました。それから自分がレクリエーションを行うときにはいつも参加してくれるようになり自分自身も上司に褒められて喜んでいました。
しかしある時、参加して下さる1人の入居者にあなたのお願いだから参加するのは良いけど本当はその時間は部屋でゆっくりTVを観ていたいのよね。と言われて衝撃を受けました。
入居者の方が私に気を遣って参加して頂いていただけであり、入居者が私を喜ばせてくれていた事に気付かされました。
それからはレクリエーションの種類をたくさん考え、参加したいものだけに参加してもらったり、色々な入居者の方とお話をする時間なども作るようにしました。
自分自身が相手の気持ちを考えたり、喜んで頂けるように努力しなくてはいけないのに、自分が褒められたいという思いで仕事をしてしまった失敗談になります。
今はその施設を離れて定期巡回サービス土屋横浜港北で在宅介護の仕事に携わっています。
日々利用者様の気持ちが変化する中で相手に寄り添うことが出来る定期巡回サービスという事業で少しでも役に立てるように頑張っていきます。
